4)水平角の観測精度
水平方向に苑る2つの目標間の水平角観測を行った時のばらつきを測定します。
水平角観測の精度を示しています。
5)水平目盛偏心度
鉛直軸の回転中心と水平角を測る目盛盤の中心とのずれを測定します。
⇒ずれがあると、水平角に誤差が生じます。
6)鉛直目盛盤零点誤差
実際の水平とセオドライトが示す水平とのずれを測定します。
⇒ずれがあると鉛直角に誤差が生じます。
7)鉛直目盛盤高度定数差
水平より上方と下方を正反観測した時の測定精度を測定します。
次項の目盛盤偏心があると値が大きくなります。
8)鉛直目盛盤偏心度
横軸の回転中心と鉛直角度を測る目盛盤の中心とのずれを測定します。
⇒ずれがあると鉛直角に誤差が生じます。
9)自動補正範囲
セオドライトを鉛直から傾けた時の角度補正が、規定の範囲まで働くかを測定します。
10)自動補正精度
セオドライトを鉛直から傾けた状態で使った場合の精度を測定します。
⇒斬この精度が悪いと、傾いた状態で使った場合の測角精度に影響があります。
(以上の標準作業時間1.5時間)
(2)光波測距儀
1)距離精度
校正された距離標準機と距離の比較をすることで、精度の確認をします。
(以上の標準作業時間1.2時間)
トータルステーションの場合は(1)、(2)合わせて2.0時間
(3)レベル
1)水平精度
繰り返し測定をした時の水平からの最大ずれ量を測定します。
⇒10秒のずれは、100m離れた目標の測定において約5mmのずれになります。
2)視軸の偏差
ピントを合わせる時、距離によって目標の像が視準線からずれる量を測定します。
⇒このずれは、距離が異なる2点間の高低差測定の精度に影響します。
3)自動補正範囲
オートレベルを鉛直から傾けた時の水平補正が、規定範囲まで働くかを測定します。
4)自動補正精度
オートレベルを鉛直から傾けた状態で使った揚合の水平からのずれを測定します。
⇒このずれが大きい揚合、鉛直に正しくレベルを設置しないと誤差が大きくなります。
(以上の標準作業時間1.0時間)
*標準作業時間には測定準備、帳票作成時間等も含みます。
*測定方法の詳細については、JSlMA101/102/103規格を参考にして下さい。
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