超音波距離計 (有)山口商店 ホーム 2013/05/17
電子メジャー ピッキョリ75 詳細 01
ピッキョリ75は超音波を使った距離計で、以前より森林組合さんなどによく納入させていただいていました。使用目的は主にポケットコンパスを使った、森林内のコンパス測量時に巻尺や、測量ロープ(間縄)で距離を測るかわりに利用されています。
ピッキョリを使う上での一番のポイントは、電子標的を使用するという事です。
森林内では測りたい位置までの間に障害物(枝や、葉っぱなど)、ある場合が多く、そんな時電子標的が便利です。またレーザーを使った距離計は、距離計を測りたい位置に正確に合わせる必要もあります。電子標的を使った測定では、目標にある程度向ければ測定が可能です。
巻尺や、測量ロープでは、次の測定に移る前に巻き取り作業や、移動時(巻尺等を伸ばしたまま)の障害等も考える必要も無く測定も簡単にできます。
また、コンパス測量時に50〜70m程度の距離で測定を行えば、方位測定の誤差と距離の測定誤差がマッチし誤差バランスの良い測量も行えます。
実際に電子標的を使って測定してみました。
距離は下の写真のような感じで表示されます。
写真は電子標的までの距離が22.65m。
写真は電子標的までの距離が49.17m。
写真は電子標的までの距離が70.19m。
電子標的を置いて測定してみました。
電子標的は木陰でここからは見えません。
電子標的は下の写真の中央部にあります。
測定した結果です。(距離は73.09mでした。)
少し電子標的に近づいてみました。
電子標的は下の写真の中央部にあります。
もう少し電子標的に近づいてみました。
電子標的は下の写真の中央部にあります。
測定の為にカメラの三脚に電子標的をセット。
測定したポイントの電子標的です。
本体と電子標的。
下記写真はエラー表示です。 Error 1
エラーの表示の内容は下記です。
E R R O R 1 |
測定レンジをはずれているか反射ビームが返ってきていません。 |
E R R O R 2 |
正しい測定結果が得られていません。 |
E R R O R 1、E R R O R 2 の原因として次のことが考えられます。 @ 測定可能距離 電子標的を使わない場合 : 46p〜18m を超えている。 電子標的を使った場合 : 1m〜75m を超えている。 A 本体が目標物または電子標的に対して垂直に向けられていない。 B 目標が堅い平面でない。 C 外部からの雑音による妨害がある。 本体をノイズ発生源からできるだけ離すか、 ノイズを発生させている機械を止めて測定して下さい。 D 測定中に本体あるいは電子標的が動いてしまった。 本体から電子標的までの距離を測定中に変化させないで下さい。 E 強い風が吹いている F 電子標的の電源がONになっていない。 G 電子標的が本体以外の赤外線信号によって動かされている。 もし、電子標的に直射が当たっている場合は、 本体と電子標的の場所を交換して日光が電子標的の後ろからくるようにして下さい。 |
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E R R O R 3 |
計算エラーです。面積、体積計算が表示可能範囲を超えています。 |
異常に短い測定 |
もし測定している距離に比較して異常に短い測定数値が 得られた場合は、測定進路に障害があることが考えられ ますので、十分広いところを選んで測定して下さい。 障害物がある場合は、それを取り除くか、目標物または 電子標的の位置を替え測定して下さい。 |
異常に長い測定値 |
もし異常に長い測定値が得られた場合、 原因として @ 目標物が平坦でない。 A 本体が、目標物または電子標的に対して 垂直に向けられていないなどが考えられます。 |